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ライカCM使用レポート

LeicaCM58mmもの厚みを持ちながら手にしっくりくる革張りのボディ、重さ360gずっしりとした手ごたえのチタンボディ、大伸ばしで分かるズマリット40mmレンズの描写力。ライカCMはコンパクトカメラの枠を超え、撮影を楽しむことができるカメラだった。

シーベルヘグナーの正規品を買った人ならともかく、並行輸入されたモデルには日本語のマニュアルが付属してないので「マニュアル?そんなもの読んでないよ」という人がいるらしい。そんな人のために細かい部分で気づいたことを少々レポートします。ちなみにライカのコンパクトを使うのは初めてです。

Leica CMの測光システム
リバーサルフィルムで試写して気付いた点などレポートします。

CMの測光システムは、中央部と周辺部の2分割測光センサーです。RICOH GR1も同様の測光センサーを持っているので、このCMもGR1と同じ平均測光的な露出決定をしているのだと想像していましたが、実際に試してみると、ファインダーの測距枠内をスポット測光して露出を決定しているようです。各メディアで掲載されているように「中央部重点」というより「中央部分」測光のようです。
通常の撮影では中央部の測光センサーだけを使い、周辺部のセンサーはフラッシュ撮影時のみ使用しているようです。
実際の撮影現場では次のようになります。
晴れた日中、構図内に日向と日陰があるとします。
カメラの角度をほんのわずかに変えて、測距枠を日陰の中から日向に出してみると、カメラが2段分ほど露光を絞ります。建物のほんの一部しかない日陰部で測光してしまうと、その建物のほとんどを占める日の当たった部分が露出オーバーになってしまいます。CONTAX T3や、兄貴分のM7なんかと同じ、非常に測光範囲の狭いスポット測光なのです。

Leica CMで行う置きピンについて
また、特筆すべき点として、このライカCMでは正確な置きピンが出来ることがあげられます。
まず、距離ダイヤルをMFにしてぐるぐる回すと、背面パネルに搭載されている液晶に距離がメートル表示されます。
この状態でも測距システムは有効になっており、シャッターボタン半押しすると、設定された距離と比べて遠いか近いかが、ファインダー内LEDに矢印で表示され、それを利用して正確に置きピンを行うことができるのです。

この置きピンを使えば、(Leica M7などで撮影する場合と同じように)測距と測光を別々の被写体で行うことができます。ただし、このマニュアル測距システムでは、ダイアルを回してからカメラが距離を判定するまでにタイムラグがあり、あまり使い勝手がよくありません。CONTAX T3のように、AEロックとAFロックを独立したボタンでできるようにすればもっと使い勝手がよくなるのではないかと思います。

Leica CMのレリーズタイムラグについて
シャッターボタン半押しでAE/AFロックしたあと、レンズの繰り出しが行われるまでに体感0.5秒という長い沈黙時間があります。0.5秒待ったあと、どっこらせっと重い腰を上げるといった風情です。これはスナップカメラとしては致命的な弱点に感じられますね。
不思議なことに、AE/AFロックを待たずにシャッターを押し切ってもちゃんと撮影は出来るし、連写モードの場合はこのような遅延なしに次々と測距・撮影が繰り返されるので、最初のシャッター半押し時の沈黙は測距や測光をしているための遅さというよりは、ただ単に眠っているように感じられるところが首をひねらされます。

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